大魔境ウンゴロ環境(4/7発売)2週目メタリポート
こんにちは。某アジアチャンプがいつも「う○こ、う○こ」と言うので毒され始めたyugoです。う○こと言えば体調によってその形が変わりますが大魔境ウ○ゴロもメタに合わせて環境が変化しています。その変化の速度が速いため一旦まとめておこうと思います。
- 現在の環境
- メタカード
- 各デッキの特徴・紹介
- クリスタル(クエスト)ローグ
- ミラクルローグ
- 挑発ウォリアー
- 海賊ウォリアー
- ミッドレンジパラディン
- アグロマーロックパラディン
- フリーズメイジ
- 発見メイジ
- ミッドレンジハンター
- トークン(アグロ)ドルイド
- ドラゴンプリースト・コントロールプリースト
- 沈黙プリースト・ミラクルプリースト
- エレメンタルシャーマン・翡翠シャーマン
- トークンシャーマン
- ズーウォーロック
- ハンドロック
- 今後の環境はどうなるか?
現在の環境
まず1週目の環境はどういうものであったか?脳筋紳士さんのブログにてまとめられているので見てみると面白いです。
【ハースストーン】ウンゴロ環境で勝つための3すくみ(?)と、ヒーロー別考察
では2週目のウンゴロで流行っているデッキは何か?画像で表すと以下のようになります。※レジェンド帯での流行です!
(パラディンを中心としたクリスタルローグ→挑発ウォリアー→アグロデッキの3竦み)
環境当初からクリスタル(クエスト)ローグが人気であり、その後ミラクルローグの登場で挑発ウォリアーの数が減少しました。増えたローグを狩るためにアグロデッキの数が増加し、それを狩る挑発ウォリアーがいる、という3竦みが先週まで見られていました。
そこに新しくパラディン・メイジのデッキが誕生しました。ミラクルローグや挑発ウォリアーに有利であるフリーズメイジ(挑発ウォリアー側のフリーズメイジとの戦い方の理解度が低かっため有利となっていました。)、どのデッキに対しても対抗しうる力を持つミッドレンジパラディンが一気に流行りだしました。
直近ではリストが洗練されフリーズメイジはマナワームやカバールの飛脚を採用することで積極的に仕掛けにいく発見メイジ、ミッドレンジパラディンは低コストのマーロックを採用することで序盤の弱さを補うアグロマーロックパラディン(ウンゴロ初日に存在はしていました)として適応しました。
メタリポートと言えばこちら。英語に堪能な方は読みましょう。
vS Data Reaper Report #44 | Vicious Syndicate (vS)
「vS Data Reaper Report #44」の勝率でTierランキングを作成してみました
— ahirun (@_ahirun) 2017年4月20日
日々メタが変化する環境とはいえ、感覚ではなくデータを元にしたランキングですので信頼できると思います pic.twitter.com/Kz05WwabmU
メタカード
海賊やマーロックを見かけないことがないということで2種類のカニをよく見かけます。「獣」ということでハンター・ドルイドでの採用はもちろん、クリスタルローグには「飢えたカニ」が、パラディンや海賊ウォリアーには「ゴラッカクローラー」が採用されていたり、発見メイジの流行によりミラクルローグなどに「秘密を喰らうもの」が採用されたりとしています。これらのカードはどれも刺されば試合を決めかねないものであり環境を混沌に導いている要因でもあります。
各デッキの特徴・紹介
簡単にですが各デッキの特徴・リストの一例を紹介します。相性表はあくまで目安であり、リストによって有利不利が覆ることがあります。
クリスタル(クエスト)ローグ
特徴
クエスト:地底の大洞窟「同じ名前のミニオンを4体手札から使用する。」を軸としたデッキ。クエスト報酬のクリスタルコアは自身のミニオンを5/5として扱うため、1コスミニオンが化け物になります。事故を起こしやすいデッキではありますがクエストの達成が5ターン目ほどでなされるのでミッドレンジ以降のデッキでは対応できないことが多くなります。
キーカード
ミニオンを手札に戻すカード:影隠れ・ガジェッツアンの渡し守・若き酒造大使
有利な相手
挑発ウォリアーなどの動きが遅いデッキ
苦手な相手
最近採用されているカード・傾向
1枚で5/5を2体出せることが可能且つ挑発でアグロデッキの足止めをできるマーロックの鯛ド変態、手札補充のコールドライトの託宣師の採用が見られます。終末預言者を採用する方もいるなどvsアグロの傾向が見られます。
ミラクルローグ
特徴
がジェッツアンの競売人によるドローでデッキを回しコストの下がった魔力の巨人で止めを刺すデッキです。
キーカード
ドローの要:ガジェッツアンの競売人、盤面の取り合いに役立つ:レイザーペタル・ラッシャー、確定除去:ヴァイルスパイン・スレイヤー
有利な相手
挑発ウォリアーなどの動きが遅い相手
苦手な相手
採用されるAOEがナイフの雨しかないのでトークンドルイドなど横に並べて序盤から攻めてくるデッキ、海賊ウォリアー、フリーズメイジ
最近採用されているカード・傾向
ミッドレンジパラディンの登場により挑発ウォリアーが減り、魔力の巨人が平和の番人で攻撃力を1にされたり平等で上手く処理されたりするので、リロイを採用することで一気に決めきる形のデッキを見かけるようになりました。
またアグロが増えたことによりテンポローグが再び復活しつつあります。
ガイドはこちら。
挑発ウォリアー
特徴
挑発を多く採用しておりアグロデッキ相手には足止めをしつつ乱闘や魚のエサで処理。コントロールデッキ相手にはクエスト:ファイアブルームの中心で「挑発を持つミニオンを7体手札から使用する」を達成することで、ヒーローパワーでランダムですが毎ターン8点を飛ばすことで押し切ることが出来ます。
キーカード
挑発クエストを進める:ストーンヒルの守護者、全体除去カード:乱闘、魚のエサ
有利な相手
アグロデッキ、フリーズメイジ(シールドブロック非採用などリストによっては5分。)
苦手な相手
マーロックミッドレンジパラディン、クエストローグ(ドブネズミでクエストの妨害は可能)、ミッドレンジハンター
最近採用されているカード・傾向
シールドブロックなどの細かい点で違いはありますが既にある程度完成されているデッキなので大きな変化はありません。アグロやフリーズメイジを意識したリストでは鎧職人を採用していますね。
ガイドはこちら。
RayC's Quest Warrior Guide - HSReplay.net
Un'Goro Quest Warrior Deck List Guide (April 2017, Standard) - Season 37 - Hearthstone Top Decks
海賊ウォリアー
特徴
最速で勝ちにいくデッキですね。以上。
キーカード
1ターン目に出したい:ンゾスの一等航海士、約束されし勝利の武器:烈火の戦斧、武器を強化しつつ3/4という優秀なミニオン:ブラッドセイルの狂信者、放置しとくと危ない:泡を吹く狂戦士
有利な相手
クリスタルローグ、ミラクルローグ、ミッドレンジハンター
苦手な相手
挑発ウォリアー、アグロシャーマンなど除去に優れ挑発を出してくるデッキ
最近採用されているカード・傾向
挑発に対して弱いのでその対策としてスペルブレイカーを採用するリストが見られます。またゴラッカ・クローラーを採用しミラーや出張パッチーズセットに強く出る動きがあります。(味方喰らいすることも)
ミッドレンジパラディン
特徴
水文学者(パラディンの秘策は5種類であるため、狙った秘策を取りやすい)やストーンヒルでリソース勝負に強く、温厚なメガザウルスなどのマーロックシナジーが強力なデッキです。平和の番人や太陽の番人タリムで単体の大型ミニオンに強い一方で横に並べるデッキは少し苦手です。
キーカード
秘策による相手の動きの抑制:水文学者、優秀な挑発ミニオンの獲得:ストーンヒルの守護者、優秀なバフ:剣竜騎乗
有利な相手
どのデッキ相手にも勝ち筋がある
苦手な相手
低コストのミニオンの数が少ないため序盤の動き出しが遅く、ミッドレンジハンター、クリスタルローグや海賊ウォリアーが厳しい
最近採用されているカード・傾向
最近ではシルバーハンド新兵型のミッドレンジパラディンがレジェンド上位に到達するなどそちらの活躍も見られます。加えてンゾスコントロールパラディンといったデッキも開発されつつあります。
アグロマーロックパラディン
特徴
低コストのマーロックを採用することで序盤から攻めるデッキです。マーロックシナジーが強力である分一度盤面を取られると取り返せなくなりますが、申し分ない強さです。
キーカード
優秀な能力:ロックプールハンター、マーロックの戦隊長
有利な相手
クリスタルローグ
苦手な相手
海賊ウォリアーやミラクルローグなど序盤の盤面の取り合いが強いデッキ
最近採用されているカード・傾向
まだリストが最適化されてない印象をうけるのでどう変化していくのか楽しみです。
フリーズメイジ
特徴
ドローカードを使用し、「フロストノヴァ、ブリザード」などの凍結で相手を足止めして手札に火力を溜めて後半に放つデッキです。
キーカード
最強のカード:始原の秘紋、1ターン引き延ばし:アイスブロック、相手の体力減少、自身の体力回復:アレクストラーザ
有利な相手
クリスタルローグ、ミラクルローグ、エレメンタルシャーマン、ズーロック
苦手な相手
プリースト・ウォリアー・パラディンで10点以上の回復が出来るリスト、海賊ウォリアー、ハンター
最近採用されているカード・傾向
ハースストーン初期から存在するデッキであり大きな変化はありませんが、ミラーマッチや発見メイジの登場、パラディンの秘策「目には目を」を「水文学者」から引っ張ってこられて負けになるときなどがあり「秘策を喰らうもの」を採用するリストがありました。
発見メイジ
特徴
最近登場したデッキです。フリーズメイジから凍結させる呪文を抜き「マナワーム」や「カバールの飛脚」・「ガーディアンメディブ」の採用で攻撃的に且つ息切れしにくい形になっています。
キーカード
リソースの塊:ガーディアンメディブ、各種発見カード
有利な相手
発見により状況に応じたカードを選択できるのでどのデッキに対してもデッキに対応できる
苦手な相手
最近採用されているカード・傾向
「暴蝕ウーズ」を「苦痛の侍祭」など細かい点で工夫しているリストが見られます。まだまだ研究の余地がありそうです。他にはアグロメイジといったリストもみかけますね。秘策テンポメイジは日本人選手のwingさんがjapanmajorで持ち込み2次予選を突破してましたね。
エグゾディア(クエスト)メイジはほとんど見なくなりました。
ガイドはこちら。
Discover Mage - Play Guide (High Legend) : CompetitiveHS
ミッドレンジハンター
特徴
序盤からミニオンを展開していき「獣」シナジーで盤面を強固にし、隙あらばヒーローパワーでじりじりと追いつめていくデッキです。
キーカード
放電するレイザーモー、猟犬使い、サバンナハイメイン
有利な相手
挑発ウォリアー、フリーズメイジ、クリスタルローグ
苦手な相手
エレメンタルシャーマン、海賊ウォリアー、ミッドレンジパラディン、ミラクルローグ
最近採用されているカード・傾向
ウンゴロで「獣」が多く追加され人によってリストが違います。加えてハンターはメタに合わせてリストを頻繁に変えていきます。現在はカニ2種類を採用する方もいるようです笑
トークン(アグロ)ドルイド
特徴
低コストのミニオンを展開し「蓮華紋」「野生の力」でバフをかけて盤面を取り、「獰猛な咆哮」で一気に畳みかけるデッキです。
キーカード
強力なバースト手段:獰猛な咆哮、大量展開:動き回るマナ
有利な相手
海賊ウォリアー、クリスタルローグなどの全体除去を採用していないデッキ
苦手な相手
フリーズメイジ、エレメンタルシャーマンや挑発ウォリアーなどの全体除去を採用しているデッキ
最近採用されているカード・傾向
研究が進み「動き回るマナ」が採用されるようになりました。「卵泥棒」も見かけるようになりましたね。
翡翠ドルイドは稀に見かけます。環境が遅くなれば増えるかもしれませんね。
ガイドはこちら。
F2P Legend Token Druid (Proof) - Hearthstone Decks
ドラゴンプリースト・コントロールプリースト
特徴
ドラゴンシナジーを利用して戦いを優位に進めていくデッキです。多くのデッキで採用されていたアジュア・ドレイクが殿堂入りしたこともあり「ドラゴンファイア・ポーション」が非常に有効なものとなりました。
キーカード
光熱のエレメンタル、太陽の破片ライラ、ドラゴニッド諜報員、影の幻視、ドラゴンファイア・ポーション
有利な相手
エレメンタルシャーマン、ズーロック
苦手な相手
海賊ウォリアー、クリスタルローグ
最近採用されているカード・傾向
コントロールプリーストが最近登場しました(ミラクルプリーストとの差異はない印象ですが)。増えたアグロやフリーズメイジに対し「狂気ポーション」「宴のプリースト」が採用されています。またパラディンへの対策として精神支配も採用されていますね。
沈黙プリースト・ミラクルプリースト
特徴
沈黙プリーストは高い能力を持つ代わりに攻撃できないというデメリットを持った「古代の番人」「ドデカいレイザーリーフ」を沈黙させて「神授の霊力+内なる炎」で15点以上のパンチをお見舞いするデッキです。
ミラクルプリーストは「神授の霊力+内なる炎」で一気に決めに行く形と「先遣隊長エリーズ」を採用しバリュー勝負に持ち込む形があります。でも挑発ウォリアーきついよね、不思議だね。
キーカード
沈黙プリースト:ドデカいレイザーリーフ、神授の霊力+内なる炎、各種沈黙カード
ミラクルプリースト:思念奪取、光熱のエレメンタル、太陽の破片ライラ
有利な相手
沈黙プリースト:
ミラクルプリースト:アグロデッキ、フリーズメイジ
苦手な相手
沈黙プリースト:ミラクルローグ
ミラクルプリースト:クリスタルローグ、挑発ウォリアー
最近採用されているカード・傾向
沈黙プリーストは見かけなくなりましたがミラクルプリーストが不意に現れてOTK(ワンターンキル)してきます。
エレメンタルシャーマン・翡翠シャーマン
特徴
序盤は「ファイアフライ」や「タール・クリーパー」と言ったミニオンで凌ぎつつ中盤は呪文や「トルヴィアのストーンシェイパー」で盤面を強化していきます。終盤は「ファイア・エレメンタル」や「ブレイズコーラー」で主導権を握ります。
キーカード
各種エレメンタル
有利な相手
ハンター、海賊ウォリアー
苦手な相手
クリスタルローグ、挑発ウォリアー
最近採用されているカード・傾向
翡翠を採用しないリストがあったり、前環境でおなじみの翡翠主体のリストもあります。
トークンシャーマン
特徴
1コストのミニオンや「原始フィンのトーテム」で横に展開し「血の渇き」で決めるデッキです。翡翠要素と噛み合っており強力なデッキです。
キーカード
血の渇き
有利な相手
ミラクルローグ
苦手な相手
エレメンタルシャーマン、挑発ウォリアー
最近採用されているカード・傾向
一時期流行った後に見かけなくなりました。普通に戦えると思うんですけどね。
ウンゴロリリース当初にいたマーロックシャーマンは朝晩の冷え込みで冬眠したようですがまた姿を見せてくれるんですかねぇ。
見かけることはありませんが従来のアグロシャーマンはこちら。
ズーウォーロック
特徴
低コストのミニオンを展開して盤面を取っていくミニオン中心のビートダウンデッキです。
キーカード
能力優秀:マルシェザールのインプ、手札からの打点:魂の炎、2回適応:大食のプテロダックス、強力な突撃ミニオン:ドゥームガード
有利な相手
苦手な相手
フリーズメイジ、エレメンタルシャーマン、挑発ウォリアー
最近採用されているカード・傾向
ウンゴロリリース当初は結構いましたが今では全く見なくなりました。カードパワーの低さ、試合を決めきる決定力の無さが響いているようです。
ハンドロック
特徴
ヒーローパワーで手札を増やして「山の巨人」「トワイライト・ドレイク」と言った大型ミニオンを展開し、挑発を付与したりコピーしたりして盤面を制圧するデッキです。
キーカード
山の巨人、トワイライト・ドレイク
有利な相手
苦手な相手
ミラクルローグ、挑発ウォリアー
最近採用されているカード・傾向
ミッドレンジパラディンがきついですしメイジもきついので厳しい環境ですね。
今後の環境はどうなるか?
クリスタルローグが存在する以上コントロール、ミッドレンジが活躍しにくい環境であるとは思いますが、ローグを狩るアグロを狩るためにミッドレンジウォーロックが活躍したら面白いなぁと思っています。ドルイドはまともな確定除去がないのが・・。「堀に潜むもの」でも採用しますかね。
ここまで読んでくださりありがとうございました。
何かありましたらyugo (@yugo_6) | Twitterまでよろしくお願いします。
出元
デッキ相性は以下のサイトを参考に記述。
vS Data Reaper Report #44 | Vicious Syndicate (vS)
ミニオンの画像はdekkiさんから引用させてもらいました。
DEKKI - Game Communities for Strategic Players
デッキリストはahirunさんのツイートから引用させてもらいました。
自作のリストはレジェンド上位に到達したリスト、HearthGamersさんを参考に作成しました。